資料:DepthAI(デモ用プログラム)の割り当てキー

デモ用プログラムを使用中、キーボードからOAKに搭載されたカメラの機能やモードを操作するために割り当てられた「キー」をまとめました。

デモ用プログラム -depthai_demo.py- を使用中、キーボードからOAKに搭載されたカメラの機能やモードを操作することができます。操作可能な機能に割り当てられた「キー」をまとめましたので参考にしてください。

動作確認環境

  • Windows 10 Home 1903(18362.778)
  • PowerShell 5.1

※python2とpython3など複数のPythonがインストールされた環境の場合、コマンドの「Python」部分を適時差替えて使用してください。

※「キー」を押す時は、DepthAIによって開かれた「previewout-rgb」などのウィンドウの何れかをアクティブにした状態で行ってください。

RGBカメラ関連

シャッター速度

シャッター速度を1~33333(μs)の間で変更できます。初期値は20000です。

  • 「i」キー:-50μs
  • 「o」キー:+50μs

ISO感度

ISO感度を100~1600の間で変更できます。初期値は800です。

  • 「k」キー:-500
  • 「l」キー:+500

焦点距離

焦点距離を0~255の間で変更できます。初期値は200です。

  • 「,」キー:-3
  • 「.」キー:+3

オートフォーカス

オートフォーカスのモードを変更できます。

  • 「f」キー:トリガーが働き、1度だけスキャンを実行
  • 「1」キー:手動モードに設定され、「f」キーが押されるまでフォーカスが固定
  • 「2」キー:連続モードに設定され、常にスキャンが実行

モノクロカメラ関連

露出補正

左右のモノクロカメラの露出を補正できます。

  • 「7」キー:左カメラの露出を-2補正
  • 「8」キー:左カメラの露出を+2補正
  • 「9」キー:右カメラの露出を-2補正
  • 「0」キー:右カメラの露出を+2補正

自動露出の調整?

モノクロカメラの自動露出の設定ができるようですが、詳しい内容が不明です。確認できた挙動を記載いたしますので参考にしてください。

  • 「5」キー:画面左上の明るさに合わせて露出調整(例えば、画面左上に照明の明かりが来ると、画面全体が真っ暗になります)
  • 「6」キー:画面右上の明るさに合わせて露出調整(例えば、画面右上に照明の明かりが来ると、画面全体が真っ暗になります)

その他

動画のキャプチャー

RGBカメラのJPEGフレームをキャプチャし、jpegoutウィンドウに出力させることができます。推論に使用される、縮小やトリミングされたカラー画像ではなく、フルサイズの画像となります。

  • 「c」キー:動画をキャプチャーし静止画を出力

この機能を使用するためには、ストリーミングのオプション設定で「jpegout」を指定しておく必要があります。

python depthai_demo.py -s metaout previewout jpegout

DepthAIの終了

デモプログラムを終了する際に使用します。

  • 「q」キー:プログラムが終了し、全てのウィンドウが閉じる
参考記事