それでは、まず最初にOpenCV AI KIT(以下OAK)のキット内容から紹介いたします。
梱包と内容物
OAK-D、OAK-1とも、大きなシールが貼られた小さなダンボールで送られてきました。緩衝材のほか、カードが2枚づつ付属していましたが、それらを除けば、実質「本体」と「USBケーブル」そして「電源アダプター(OAK-Dのみ)」だけのようです。本体はウレタン製のスポンジでしっかり守られていました。
このように、OAKは事前の紹介写真で見ていた基盤むき出しのものとは全く違っていました。どちらもカメラのレンズ周りだけプラスティックのカバーが使用されていますが、全体が放熱用のフィンが付いた(恐らくアルミ製の)筐体の中に収まっていました。
非常にコンパクトなサイズ
OAK-1本体のサイズが分かるよう、ペットボトルと並べた写真がこちらです。モジュールの小ささがおわかりいただけるかと思います。
必要なものはこれだけ
OAK-Dには電源アダプターが付属しています。電源アダプターのプラグ部分は交換式で世界対応の物が同梱されていましたので、今回は日本用のプラグを装着しました。付属のUSBケーブルは片側がタイプAでもう一方がタイプCのものでした。一方、OAK-1に必要なものはUSBケーブルだけのようです。OAK-Dに比べて、それだけ消費電力も少なくて済むということなのでしょうか。
あらためて必要なものだけを並べてみました。
OAK-Dの製品仕様
(メディア向け資料より転載)
OAK-1の製品仕様
(メディア向け資料より転載)
それでは次章以降で、これらのモジュールを手元の環境で使用するために必要なセットアップ方法を紹介させていただきます。