画像処理を用いた めっき表面積のリアルタイム自動計算

画像処理を用いて、めっき工場の生産ラインに流れる製品の表面積を計算して、製品へ「めっき」を付着させるための電流量を計算して効率化・省人化しました。

めっき工場における生産ラインの製品の表面積の計算
※めっき工場の生産ライン(実際の工場の写真が使用できないため、上記はイメージ図となります)

工場に設置したWEBカメラに映る映像を画像処理を用いて解析し、リアルタイムで製品にめっきを付着させる領域を検出し、表面積を公式に当てはめて自動計算します。

専用の検査機材を導入するのではなく、数千円の安価なWebカメラに画像処理技術を駆使することで表面積計算を自動化しています。工場のラインを変えることなく現場の負荷を下げる。
そのために現場へ赴き、何をどこまで変えられるかを顧客とともに考えて最適解を生み出す提案力も我が社の強みです。

経緯・課題

  • 従来は生産ラインに流れてくる製品にめっきを付着させるにあたり、人が都度、手動でメジャーを用いて製品の表面積を計算した上で、専用の機械(システム)に、めっき付着に必要な電流量を計算して入力を行っていたたため、多大な手間が発生

ポイント

  • 画像処理で表面積を自動計算し、モニターに出力されたQRコードをハンディリーダーで読み取ることで 計算結果の自動入力にも対応